EMDR as a psychotherapeutic approach in the treatment of chronic pain : Is Eye Movement Desensitization and Reprocessing an effective therapy for patients with chronic pain who do not suffer from posttraumatic stress disorder?.

この研究についてPTSDではなく慢性疼痛が対象です。効果を測った研究ではなく、研究が足りていない現状を整理した解説です。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
著者
Wicking M.・Maier C.・Tesarz J.・Bernardy K.
掲載誌
Schmerz (Berlin, Germany)
巻号ページ
31巻5号456-462頁
発行年月日
2017年10月
PMID
28656479
技法
EMDR
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

PTSDを併発していない慢性疼痛の患者。

E|介入

EMDR。慢性疼痛への心理療法としての適用。

C|比較

対象とした研究:慢性疼痛へのEMDRに関する既存の研究。対照試験が不足している現状を含む。

O|結果

本総説は、PTSDに対するEMDRの効力は示されている一方、慢性疼痛に対して同等に有効かは明らかでないと整理している。対照試験が不足し、特異的な作用機序があるかも不明であるとしている。薬物を用いずに主観的な痛みを減らせることは、治療費や副作用の面から望ましいとしたうえで、EMDRがすべての慢性疼痛患者に有効なのか、特定の下位集団に限られるのかが心理的疼痛研究の重要な問いだと述べている。

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