EMDR beyond PTSD: A Systematic Literature Review.

この研究についてPTSDそのものではなく、他の精神疾患に併存するトラウマへのEMDRを調べたものです。主たる疾患への効果は部分的で小さいと報告されています。
効果を検証した研究システマティックレビュー全文が読めます
著者
Valiente-Gómez A.・Moreno-Alcázar A.・Treen D.・Cedrón C.・Colom F.・Pérez V.・Amann B.L.
掲載誌
Frontiers in psychology
巻号ページ
209巻4号347-348頁
発行年月日
2017年9月26日
PMID
29018388
技法
EMDR
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

精神症・双極症・単極性のうつ病・不安症・物質使用症・慢性腰背部痛のいずれかがあり、外傷体験を併存する人を対象とした無作為化比較試験(2016年12月までに公表されたもの)。

E|介入

EMDR。主たる精神疾患に併存する外傷体験を対象として実施する。

C|比較

比較対照:各無作為化比較試験における対照条件。PubMed・ScienceDirect・Scopusで検索。

O|結果

本システマティックレビューが選定した無作為化比較試験は、これらの併存する状態ではまだ乏しかった。得られた根拠からは、EMDRが外傷に関連する症状を改善し、主たる疾患そのものには部分的な症状改善にとどまる小さな効果を及ぼすことが示唆された。著者らは、EMDRが併存する精神疾患のある患者の外傷関連症状の治療に有用な心理療法でありうるとし、予備的には精神症状や気分症状の改善にも有用で、慢性疼痛では上乗せの治療になりうるとしている。

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