Turning wounds into wisdom: Posttraumatic growth over the course of two types of trauma-focused psychotherapy in patients with PTSD.

この研究について治療の効果ではなく、つらい体験のあとに前向きな変化(心的外傷後成長)が起きるかを調べた研究です。治療を受けない群がないため、時間の経過による変化とは分けられません。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
Nijdam M.J.・van der Meer C.A.I.・van Zuiden M.・Dashtgard P.・Medema D.・Qing Y.・Zhutovsky P.・Bakker A.・Olff M.
掲載誌
Journal of affective disorders
巻号ページ
227巻424-431頁
発行年月日
2017年11月11日
PMID
29154159
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

さまざまな種類のトラウマの後にPTSDと診断された外来患者116名。

E|介入

EMDR。

C|比較

比較対照:PTSDへの短期折衷心理療法(BEP)。無作為割付。心的外傷後成長を治療前後に、PTSD重症度を毎週測定。

O|結果

トラウマ焦点化心理療法の後、心的外傷後成長の得点は有意に上昇し、個人の強さ・新たな可能性・他者との関係・人生への感謝の下位領域でも上昇した。自己報告・臨床家評価いずれのPTSDの低下が大きいほど、心的外傷後成長の上昇も大きかった。治療条件による差は、短期折衷心理療法のほうが症状低下と「他者との関係」の上昇の相関が強かった点を除いて認められなかった。予測的な効果は認められなかった。

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