Auditory and Visual Memories in PTSD Patients Targeted with Eye Movements and Counting: The Effect of Modality-Specific Loading of Working Memory.
この研究についてEMDRの治療全体ではなく、その構成要素である「作業記憶への負荷」だけを取り出して調べた研究です。症状がよくなったかどうかは測っていません。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
- 著者
- Matthijssen S.J.M.A.・Verhoeven L.C.M.・Hout MAvd・Heitland I.
- 掲載誌
- Frontiers in psychology
- 巻号ページ
- 42巻4号423-431頁
- 発行年月日
- 2017年11月3日
- PMID
- 29163311
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 介入研究(非対照・パイロット)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDと診断された患者36名。
E|介入
作業記憶への負荷課題(視覚的負荷・聴覚的負荷・統制条件の3条件)を、苦痛な記憶の想起と同時に実施。視覚優位の記憶と聴覚優位の記憶の両方を対象とした。
C|比較
比較対照:動かない点を見つめる統制条件。同一参加者内で3条件を順序を入れ替えて比較。
O|結果
3条件はいずれも聴覚記憶の感情性を同程度に低下させた。聴覚的負荷は視覚的侵入の感情性を統制条件より低下させたが、視覚的負荷との間に有意差は認められなかった。著者らは、聴覚・視覚いずれの嫌悪記憶も作業記憶への負荷の後に感情性が下がること、この研究では負荷の様式を記憶の様式に合わせる利点は認められなかったことを結論としている。
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