A Brief Exposure-Based Treatment vs Cognitive Processing Therapy for Posttraumatic Stress Disorder: A Randomized Noninferiority Clinical Trial.
この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。主に測っているのは認知処理療法ではなく、比べた相手のより短い治療です。認知処理療法には不利な内容で、途中でやめた方の割合が相手の6倍を超えています。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Sloan D.M.・Marx B.P.・Lee D.J.・Resick P.A.
- 掲載誌
- JAMA psychiatry
- 巻号ページ
- 75巻3号233-239頁
- 発行年月日
- 2018年3月1日
- PMID
- 29344631
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDを主診断とする退役軍人と一般市民の成人126名(男性66名・女性60名、平均43.9歳)。米国退役軍人省の医療施設。2013年2月〜2016年11月。
E|介入
認知処理療法(CPT、63名)。筆記による記述を含む版を60分×12セッション個別に提供。
C|比較
比較対照:筆記による曝露療法(WET、63名。5セッション)。無作為化非劣性臨床試験。主要評価項目はCAPS-5合計で、非劣性の限界は10点。盲検評価を治療前と第1セッションから6・12・24・36週後に実施。intention to treat。
O|結果
筆記による曝露療法のPTSD症状の改善は、全ての評価時点で認知処理療法の改善に劣らなかった。2つの治療の差が最も大きかったのは24週の評価時点であった(平均差4.31点、95%信頼区間 −1.37〜9.99)。脱落は筆記による曝露療法のほうが有意に少なかった(4名6.4% 対 25名39.7%)。著者らは、筆記による曝露療法はセッション数が少ないにもかかわらず、PTSD症状の軽減において認知処理療法に劣らなかったと述べている。
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