The impact of childhood sexual abuse on the outcome of intensive trauma-focused treatment for PTSD.

この研究についてEMDRだけの効果ではなく、持続エクスポージャー療法と組み合わせた集中プログラム全体の結果です。比べる相手となる群はなく、比べているのは治療ではなく受けた被害の類型です。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
Wagenmans A.・Van Minnen A.・Sleijpen M.・De Jongh A.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
9巻1号971-986頁
発行年月日
2018年2月6日
PMID
29441153
技法
EMDR
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者165名(83%が重度のPTSD)。子ども時代の性的虐待の有無・年齢で4群に分類。オランダ。

E|介入

4日間×2回の集中プログラム(持続エクスポージャー療法8回とEMDR 8回。あいだに運動と心理教育。安定化の段階は置かない)。

C|比較

比較対照:なし。12歳未満の性的虐待(CSA)・子ども・青年期(12〜18歳)の性的虐待(ASA)・18歳以上の性的虐待(SA)・性的虐待なし(NSA)の4群で治療前後の変化を比較。

O|結果

すべてのトラウマ群で大きな効果量が得られた(Cohen d = 1.52〜2.09)。CAPS と改訂出来事インパクト尺度では、トラウマの年齢群のあいだに治療成績の有意差は認められなかった。自己報告のPSS-SRでは、CSA群とNSA群のあいだに小さな差が1つ認められたほかは有意差は認められなかった。著者らは、子ども時代の性的虐待の既往がトラウマ焦点化治療の成績を損なうという仮説は支持されなかったと述べている。

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