Turning negative memories around: Contingency versus devaluation techniques.
この研究について患者への治療ではなく、健康な方に恐怖条件づけを行った実験室研究です。EMDRは3つの介入のひとつとして比較され、条件づけられた恐怖反応の低減では消去のほうが有効だったという結果です。著者らも臨床には一般化できないと述べています。
効果を検証した研究原著・その他
- 著者
- Dibbets P.・Lemmens A.・Voncken M.
- 掲載誌
- Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
- 巻号ページ
- 60巻5-12頁
- 発行年月日
- 2018年2月13日
- PMID
- 29477486
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
健康な参加者。恐怖条件づけのパラダイムを受けた人。
E|介入
3つの介入のいずれか。消去(EXT・随伴性にもとづく)、イメージ書き換え法(ImRs・価値低減にもとづく)、EMDR(価値低減にもとづく)。
C|比較
比較対照:3条件の相互比較。翌日に復元手続きと検査を実施。
O|結果
消去が随伴性にもとづく無条件刺激の予期と皮膚コンダクタンス反応の低減にもっとも成功したが、無条件刺激の心的表象の嫌悪度の低減については3つの介入が同程度に成功した。復元の後、消去がもっとも低い予期と皮膚コンダクタンス反応を示した。心的表象については条件間に有意差は認められなかった。著者らは、消去が条件づけられた恐怖反応の低減にもっとも有効だと結論し、部分強化スケジュールを用いたため随伴性に気づかない参加者が多数生じたこと、患者ではない一般の方の標本のため臨床集団への一般化可能性が限られることを限界に挙げている。
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