In rape trauma PTSD, patient characteristics indicate which trauma-focused treatment they are most likely to complete.
この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。治療の効果ではなく、どちらの治療なら続けられるかを予測する仕組みを作った研究です。再現が必要だと著者らが書いています。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Keefe J.R.・Stirman S.W.・Cohen Z.D.・DeRubeis R.J.・Smith B.N.・Resick P.A.
- 掲載誌
- Depression and anxiety
- 巻号ページ
- 35巻4号330-338頁
- 発行年月日
- 2018年2月28日
- PMID
- 29489037
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
レイプによるPTSDのある患者160名。
E|介入
認知処理療法(CPT)。
C|比較
比較対照:持続エクスポージャー療法(PE)。無作為化臨床試験のデータを用いた脱落の危険の多変量モデルの構築。2段階のブートストラップ変数選択で治療条件ごとの脱落を左右する要因を同定し、5分割交差検証で各患者の脱落確率を推定。
O|結果
2つの治療の脱落率は同等であったにもかかわらず、モデルが示した治療に割り当てられた患者は、そうでない患者と比べて脱落が有意に少なかった(相対危険 0.49、95%信頼区間 0.29〜0.82)。モデルに含まれた要因は、子ども時代の身体的虐待・現在の人間関係の葛藤・怒り・人種的マイノリティであることで、いずれも認知処理療法より持続エクスポージャー療法で脱落の可能性が高いことと関連していた。著者らは、患者間の個人差が特定の治療を完了する可能性に影響するため、臨床家は治療計画でこれらを考慮しうるとしつつ、モデルの再現と拡張、日常の実践への組み込み方の検討が必要だと述べている。
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