Alcohol, cannabis, and other drug use: Engagement and outcome in PTSD treatment.

この研究について治療の効果ではなく、お酒や薬物の使用が治療の続けやすさや結果を左右するかを調べた研究です。大麻を使っている方は治療を途中でやめやすい、という結果でした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Bedard-Gilligan M.・Garcia N.・Zoellner L.A.・Feeny N.C.
掲載誌
Psychology of addictive behaviors : journal of the Society of Psychologists in Addictive Behaviors
巻号ページ
277-288頁
発行年月日
2018年3月29日
PMID
29595297
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

慢性のPTSDのある男女200名。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)またはセルトラリン。

C|比較

比較対照:アルコール・薬物使用障害の生涯診断と、現在のアルコール・薬物使用の重症度が、脱落・遵守・転帰を予測するかを検討。

O|結果

生涯・現在のいずれのアルコール使用の変数も、脱落・遵守・不良な転帰を予測しなかった。しかしアルコールと薬物の両方の障害の生涯診断(オッズ比3.42)と最近の大麻の使用(オッズ比3.38)は、より高い脱落を強く予測した。最近の大麻の使用と薬物使用の重症度は持続エクスポージャー療法への遵守の低さを予測したが(β=−0.22〜−0.29)、セルトラリンへの遵守は予測しなかった。薬物使用の重症度(β=−0.22)と、アルコールと薬物の両障害の生涯診断(β=−0.48)は、より悪い治療転帰も予測した。著者らは、薬物を使用する患者も治療により改善したが、治療の維持・遵守・症状の減少がいずれも小さかったと述べている。

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