Clinical, Empirical, and Theoretical Rationale for Selection of Accelerated Resolution Therapy for Treatment of Post-traumatic Stress Disorder in VA and DoD Facilities.
この研究についてここで扱われているのはEMDRではなく、そこから派生した加速的解消療法(ART)という近い別の技法です。4件の研究をまとめた総説で、くじ引きで群を分けた研究は1件だけです。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説全文が読めます
- 著者
- Kip K.E.・Diamond D.M.
- 掲載誌
- Military medicine
- 巻号ページ
- 183巻9-10号e314-e321
- 発行年月日
- 2018年9月1日
- PMID
- 29635395
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
米国の退役軍人省・国防総省の施設で治療を受ける現役兵・退役軍人。4件の研究の計291名(平均42.3±12.3歳、28.9%が女性)。
E|介入
加速的解消療法(ART)。EMDRから直接派生した外傷焦点化療法で、平均4セッションで提供される。
C|比較
比較対照:なし。ARTの4件の公表研究の結果の概観と、退役軍人省・国防総省の診療ガイドラインが推奨する要素との対照。
O|結果
本総説は、ARTを退役軍人省・国防総省の施設における第一選択のPTSD治療の様式として用いる臨床的・実証的・理論的な根拠を検討している。4件の研究の治療完了者237名(統合コホートの81.4%)の平均セッション数は3.9±1.1であった。PCL得点の治療に伴う平均低下は15.6±13.2から25.6±11.3の範囲で、統合した平均低下は20.6±15.0であった。効果量は大きく1.18から2.26(p<0.0005)、統合した効果量は1.38(95%信頼区間 1.20〜1.56、p<0.0001)であった。PCLで10点超の低下という臨床的な区切りを用いると、臨床的に意味のある変化(反応)は63.8%から100.0%の範囲で、統合した反応率は74.7%であった。完了しなかった者に治療反応がないと保守的に仮定すると結果はやや弱まった。
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