Emergency room intervention to prevent post concussion-like symptoms and post-traumatic stress disorder. A pilot randomized controlled study of a brief eye movement desensitization and reprocessing intervention versus reassurance or usual care.

この研究についてPTSDの診断がついた方ではなく、救急外来を受診して症状が長引く危険が高いとされた方が対象です。実施できるかを確かめる予備的な試験です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Gil-Jardiné C.・Evrard G.・Joboory S.A.・Jammes J.T.S.・Masson F.・Ribéreau-Gayon R.・Galinski M.・Salmi L.・Revel P.・Régis C.A.・Valdenaire G.・Lagarde E.
掲載誌
Journal of psychiatric research
巻号ページ
103巻229-236頁
発行年月日
2018年5月26日
PMID
29894921
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

フランス・ボルドー大学病院の救急外来を受診し、脳振盪後様症状(PCLS)の危険が高いと判断された患者130名。

E|介入

EMDR。救急外来で心理士が行う60分の1セッション。

C|比較

比較対照:15分の安心づけのセッション群と、通常のケア群の3群比較。無作為割付・オープンラベル。主要評価項目は介入を実施できた割合と、受診3か月後のPCLSとPTSDの有病割合。

O|結果

実施上の問題や患者の拒否はなかった。3か月後にPCLSがあった患者の割合は、EMDR群18%、安心づけ群37%、対照群65%であり、PTSDがあった割合はそれぞれ3%、16%、19%であった。出来事の種類(外傷の有無)で調整したEMDR群と対照群のPCLSのリスク比は0.36(95%信頼区間 0.20〜0.66)であった。著者らは、救急外来という場で短時間のEMDRが実施可能で有効となりうることを示した最初の無作為化比較試験だとしている。

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