Impact of Self-Blame on Cognitive Processing Therapy: A Comparison of Treatment Outcomes.

この研究について自責感の強い方にCPTが特に向くのではないかという仮説を検証したもので、自責感の高低による有意差は認められなかったという結果です。治療を受けない群との比較ではありません。
効果を検証した研究対象:PTSD後ろ向きコホート・診療記録調査
著者
Stayton L.E.・Dickstein B.D.・Chard K.M.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
31巻3号419-426頁
発行年月日
2018年6月20日
PMID
29924426
技法
CPT
研究デザイン
後ろ向きコホート・診療記録調査

この研究のまとめ

P|対象

PTSDで入所治療を求めた退役軍人266名。治療前に自責感の低い群133名と高い群133名。

E|介入

CPT(認知処理療法)。

C|比較

比較対照:自責感の高低による2群の比較。マルチレベルモデリングにより、治療前の症状重症度と共変量を統制して治療反応を比較。

O|結果

両群とも、PTSDチェックリストで測定したPTSD症状の有意な低減を経験した(B = −1.58、95%CI [−1.78, −1.37]、p < 0.001)。治療前の症状重症度と追加の共変量を統制した後、自責感の低い群と高い群の間で治療反応に有意差は認められなかった(時間×自責感の交互作用: B = 0.18、95%CI [−0.06, 0.42]、p = 0.138)。著者らは、CPTが自責感の水準によらずトラウマに曝露した人に有効な治療であることを示唆する結果だと述べている。

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