Eye Movement Desensitization and Reprocessing Integrative Group Treatment Protocol (EMDR-IGTP) Applied to Caregivers of Patients With Dementia.

この研究についてPTSDではなく、認知症の方を介護する方の負担が対象です。44名と小規模です。標準のEMDRではなく、集団で行う版です。順番待ちをした群のほうが効果が小さいという、解釈の難しい結果でした。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Passoni S.・Curinga T.・Toraldo A.・Berlingeri M.・Fernandez I.・Bottini G.
掲載誌
Frontiers in psychology
巻号ページ
9巻946-972頁
発行年月日
2018年6月15日
PMID
29962987
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

認知症患者の主たる介護者44名。

E|介入

EMDRの統合的集団治療手順(EMDR-IGTP)。週1回×8回の集団セッションを2か月。募集後すぐに治療を受ける「即時」群。

C|比較

比較対照:募集の2か月後に治療を受ける「遅延」群。無作為割付。IES-R・介護者必要度評価・介護負担目録・不安抑うつ尺度短縮版を治療前・直後・2か月後に測定。

O|結果

「即時」群は「遅延」(対照)群より、改訂出来事インパクト尺度・不安・抑うつの各尺度で有意に大きく改善した。ただし治療後にその改善が維持されたのは最初の尺度のみであった。「遅延」群は治療の恩恵が小さく、抑うつ尺度でのみ有意な減少を示したが、その効果も追跡時には消失していた。著者らは、EMDR-IGTPが認知症患者の介護者のストレス関連症状・不安・抑うつを減らすことを初めて示した予備的な結果であり、より大きな標本が必要だと述べている。

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