Residual symptoms following empirically supported treatment for PTSD.
この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。治療の効果ではなく、治療を終えた後に何が残るかを調べた研究です。最後まで受けた方だけの分析です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Larsen S.E.・Fleming C.J.E.・Resick P.A.
- 掲載誌
- Psychological trauma : theory, research, practice and policy
- 巻号ページ
- 11巻2号207-215頁
- 発行年月日
- 2018年7月2日
- PMID
- 29963892
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDの基準を満たしたレイプの被害を受けた女性108名(白人71%・アフリカ系25%、平均32歳)。
E|介入
認知処理療法(CPT)。
C|比較
比較対照:持続エクスポージャー療法(PE)。無作為割付の治療研究の二次解析。治療完了者のPTSD・抑うつ・罪悪感・社会適応の残遺症状を検討。
O|結果
治療の経過を通じて全般に症状は改善した。結果はさらに、治療後に最も多い残遺のPTSD症状がトラウマの想起刺激に関連する苦痛・疎隔感・不眠であり、最も多い残遺の抑うつ症状が自責・身体像への懸念・疲労であることを示唆した。最も多い残遺の罪悪感の症状は、指標となる出来事の際にとらざるをえなかった行為に正当性がないという思いであった。著者らは、この型が、根拠にもとづく実践がPTSDの治療に有効だとする過去の研究と整合する一方、クライエントが完全な回復に至るのを最もよく助けるためには残遺症状の評価を続ける必要を浮かび上がらせると述べている。
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