Stochastic resonance as a proposed neurobiological model for Eye Movement Desensitization and Reprocessing (EMDR) therapy.
この研究について仕組みについての仮説を提案した論考です。抄録には、この仮説を検証したデータが示されていません。
効果を検証した研究対象:PTSD論説・コメンタリー
- 著者
- Miller P.W.・McGowan I.W.・Bergmann U.・Farrell D.・McLaughlin D.F.
- 掲載誌
- Medical hypotheses
- 巻号ページ
- 121巻106-111頁
- 発行年月日
- 2018年9月6日
- PMID
- 30396461
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 論説・コメンタリー
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある人。
E|介入
EMDRの両側性刺激(二重注意刺激/交互両側刺激)。その作用機序としての確率共鳴を提案。
C|比較
比較対照:なし。神経生物学的なモデルの提案。
O|結果
本稿は、EMDRの両側性刺激の作用機序が定まっていないことを背景に、生体系に見られる確率共鳴をその説明として提案している。確率共鳴は、閾値下の不明瞭な信号を識別可能にし信号伝達を促すもので、識別と注意の選択的な焦点づけの機構になりうるとしている。PTSDでは視床の活動が低下し、視床水準で一種の「ゲート機構」が働くことが知られており、これはトラウマ時に高次の新皮質系を守る適応的な仕組みだと想定している。著者は、無作為な「雑音」である確率共鳴が「役に立つ無作為性」として働きうると論じている。
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