Residual symptoms following prolonged exposure and present-centered therapy for PTSD in female veterans and soldiers.

この研究についてどちらが効くかではなく、治療の後に何が残るかを調べたものです。診断が消えても怒りや睡眠の問題は半数以上に残るという結果で、参加者は女性のみです。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
Schnurr P.P.・Lunney C.A.
掲載誌
Depression and anxiety
巻号ページ
162-169頁
発行年月日
2018年12月21日
PMID
30576030
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

女性の退役軍人・軍人235名。PTSDのある人。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)。毎週10セッション。

C|比較

比較対照:現在中心療法(PCT)群。CAPSでPTSD症状を評価し、治療後に残存する症状を比較。臨床的に意味のある改善(診断の消失)の効果もあわせて検討。

O|結果

両治療ともPTSD症状の低減をもたらした。PEは現在中心療法より、侵入的記憶・人や場所の回避・疎隔感・感情の幅の狭まりが残る条件付き確率が低かった。診断の消失は、ほぼすべての症状の条件付き確率を下げたが、過覚醒症状、とくに易刺激性・怒り(60.7%)と睡眠の困難(50.9%)がもっとも残りやすかった。著者らは、睡眠の困難が治療しにくいという先行知見と一致する一方、過覚醒症状は全体として治療に反応しにくい可能性を示すと述べている。

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