Factors Associated With Receipt of Cognitive-Behavioral Therapy or Prolonged Exposure Therapy Among Individuals With PTSD.

この研究について治療の効果ではなく、必要な人にどれだけ治療が届いているかを調べた研究です。
効果を検証した研究対象:PTSDシステマティックレビュー全文が読めます
著者
van den Berk Clark C.・Moore R.・Secrest S.・Tuerk P.・Norman S.・Myers U.・Lustman P.J.・Schneider F.D.・Barnes J.・Gallamore R.・Ovais M.・Plurad J.A.・Scherrer J.F.
掲載誌
Psychiatric services (Washington, D.C.)
巻号ページ
70巻8号703-713頁
発行年月日
2019年4月23日
PMID
31010409
技法
PE
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある人(トラウマ中心の認知行動療法または持続エクスポージャー療法(PE)の開始が問題となる場面)。

E|介入

トラウマ中心の認知行動療法(TC-CBT)・持続エクスポージャー療法(PE)の開始。

C|比較

比較対照:なし。PubMed・PsycINFO・Web of Science・PILOTS・Scopusを2018年まで系統的に検索し、関連する26件を分析。

O|結果

本システマティックレビューが分析した26件では、治療開始率の加重平均は、外傷の多い大規模病院システムで6%、外来精神保健の場で28%(範囲4〜83%)だった。開始の可能性を高めた要因は、高年齢、女性(OR 1.18)、黒人その他の人種的・民族的少数集団(OR 1.16)、退役軍人省によるPTSDの公務起因認定(service connection、OR 2.30)、精神保健への紹介(OR 2.28)、スタッフがTC-CBTに触れる機会の多さ(OR 2.30)、TC-CBTがスタッフの業務の流れになじむこと(OR 4.66)、PTSD重症度の高さ(OR 1.46)、抑うつの併存(OR 1.21)だった。一方、治療の遅れは開始の可能性を下げた(OR 0.93)。質的研究では、偏見や準備不足といった精神保健についての信念、提供体制の要因(利用可能性の低さ、プライバシーの問題)、患者側の時間のなさが障壁として認識されていた。

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