Veterans self-reported reasons for non-attendance in psychotherapy for posttraumatic stress disorder.

この研究について治療の効果ではなく、治療に来なくなる理由を調べた研究です。認知処理療法は最後まで受けた方も多い一方、途中で来なくなる方も他より多い、という両面の結果です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Browne K.C.・Chen J.A.・Hundt N.E.・Hudson T.J.・Grubbs K.M.・Fortney J.C.
掲載誌
Psychological services
巻号ページ
18巻2号173-185頁
発行年月日
2019年7月22日
PMID
31328929
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの退役軍人265名。米国退役軍人保健局の地域外来11施設。

E|介入

個別の認知処理療法(CPT)。

C|比較

比較対照:PTSDに焦点を当てた他の個別・集団心理療法。実際的な無作為化有効性試験(Telemedicine Outreach for PTSD 研究)のデータ。治療前と6か月後の追跡で、不参加(開始しない・出席が不安定・早期の中断)の割合とその自己申告の理由を検討。

O|結果

心理療法の予約があった退役軍人の90%超が6か月後の追跡までに少なくとも1回は出席した。自己申告の治療完了は個別の認知処理療法(25%)のほうが、PTSDに焦点を当てた個別心理療法(4.4%)や集団心理療法(15.5%)より高かった。ただし出席が不安定な割合(13.3%)と早期の中断の割合(18.3%)も、他の形の心理療法(不安定な出席は個別2.2%・集団6.9%、早期の中断は個別14.6%・集団10.3%)と比べて認知処理療法のほうが高かった。予約の日程調整の問題が、どの治療でも最も多く挙げられた不参加の理由の一つであった(20%超)。移動手段(認知処理療法)、治療に時間がかかりすぎること(個別)、カウンセリングの費用を払えないこと(集団)といった実務上の妨げもよく挙げられた(15%超)。認知処理療法(26%)と個別心理療法(11%)では、治療の効力への懸念も不参加の理由に挙げられた。

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