Timing of evidence-based psychotherapy for posttraumatic stress disorder initiation among Iraq and Afghanistan war veterans in the Veterans Health Administration.
この研究について治療の効果ではなく、そもそも治療が始められているかを大規模な記録から調べた研究です。対象の77%は開始していませんでした。
効果を検証した研究対象:PTSD後ろ向きコホート・診療記録調査全文が読めます
- 著者
- Holder N.・Shiner B.・Li Y.・Madden E.・Neylan T.C.・Seal K.H.・Lujan C.・Patterson O.V.・DuVall S.L.・Maguen S.
- 掲載誌
- Psychological trauma : theory, research, practice and policy
- 巻号ページ
- 12巻3号260-271頁
- 発行年月日
- 2019年7月25日
- PMID
- 31343206
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート・診療記録調査
この研究のまとめ
P|対象
イラク・アフガニスタン戦争に従軍しPTSDと診断され、2001〜2017年に米国退役軍人保健局で心理療法を受けた退役軍人265,566名。
E|介入
認知処理療法(CPT)または持続エクスポージャー療法(PE)の開始。
C|比較
比較対照:なし。ロジスティック回帰でCPT/PEの開始を、多項ロジスティック回帰で「未開始」「遅れて開始」と「早期開始(初回のメンタルヘルス受診から1年未満)」を予測。
O|結果
退役軍人の77%はCPT/PEを開始しておらず、早期に開始したのは7.4%、遅れて開始したのは15.4%だった。軍隊内での性的トラウマの申告(オッズ比1.45、95%信頼区間 1.39〜1.51)と自殺念慮・企図の既往(1.42、1.38〜1.46)は開始の強い予測因子だった。併存する疼痛(相対リスク比1.35)と抑うつ症(1.37)は、早期ではなく遅れての開始と関連していた。
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