Guilt in the Treatment of Posttraumatic Stress Disorder Among Active Duty Military Personnel.

この研究についてPE(持続エクスポージャー療法)を開発したEdna B. Foa氏が共著の研究です。主に測っているのは効き目ではなく、罪悪感が治療の結果を左右するかです。罪悪感は比較のための条件でも下がっており、治療による差はありませんでした。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
McLean C.P.・Zandberg L.・Brown L.・Zang Y.・Benhamou K.・Dondanville K.A.・Yarvis J.S.・Litz B.T.・Mintz J.・Young-McCaughan S.・Peterson A.L.・Foa E.B.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
32巻4号616-624頁
発行年月日
2019年7月29日
PMID
31356703
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの治療を求める米国の現役軍人331名。

E|介入

持続エクスポージャー療法(集中形式10回を2週間/通常形式10回を8週間の2条件)。

C|比較

比較対照:現在中心療法(10回を8週間)と、最小限接触の統制条件(4週間の電話確認)。4群への無作為割付。トラウマ関連の罪悪感の3側面(責任・過ち・正当化の欠如)の変化を検討。

O|結果

ベースラインの罪悪感は、通常形式の持続エクスポージャー療法でも現在中心療法でもPTSD症状の低下を予測しなかった(p=0.178〜0.387)。治療条件は罪悪感の低下を調整しなかった。罪悪感は正当化の側面(通常形式と現在中心療法)を除き、すべての群で治療を通じて有意に低下した(d=−0.19〜−0.42)。著者らは、罪悪感は積極的なPTSD治療でも注意統制でも有意に低下し、ベースラインの罪悪感の水準はPTSDの回復に影響しないと示唆されるが、この標本の罪悪感は低〜中程度だったとしている。

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