Mental health and psychosocial support programmes for adults in humanitarian emergencies: a systematic review and meta-analysis in low and middle-income countries.

この研究についてNET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)を開発したThomas Elbert氏が共著の研究です。NETだけを扱ったものではなく、人道危機下の支援プログラム全般のメタアナリシスです。NETについての根拠は限られていると報告されています。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
効果を検証した研究メタアナリシス全文が読めます
著者
Bangpan M.・Felix L.・Dickson K.
掲載誌
BMJ global health
巻号ページ
4巻5号422-437頁
発行年月日
2019年10月1日
PMID
31646006
技法
NET
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

低・中所得国の人道危機の影響を受けた成人。組み入れた35件の研究。

E|介入

NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)。あわせて精神保健・心理社会的支援(MHPSS)プログラム全般を対象。

C|比較

対象とした研究:35件の対照試験。12のデータベースと主要ウェブサイトを2015年に検索し2018年5月に更新。変量効果モデルで統合。

O|結果

本メタアナリシスが統合した35件では、精神保健・心理社会的支援プログラム全体として機能の改善とPTSDの低減に利益が認められた。限られた根拠からではあるが、認知行動療法とナラティヴ・エクスポージャー・セラピーが精神的な状態を改善しうるという示唆も得られた。他の心理療法の様式も、複数の精神保健の転帰について支援プログラムに有利な傾向を示した。著者らは、より広い社会的側面への影響を同定する頑健な根拠の生成も必要だと述べている。

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