Increases of correct memories and spontaneous false memories due to eye movements when memories are retrieved after a time delay.

この研究についてEMDRという治療そのものではなく、そのうち眼球を動かす部分だけを取り出した実験です。患者さんではなく大学生が対象で、目を動かすことで誤った記憶も増えうるという結果でした。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
著者
Houben S.T.L.・Otgaar H.・Roelofs J.・Smeets T.・Merckelbach H.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
125巻 論文番号103546
発行年月日
2019年12月30日
PMID
31926442
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

大学生。実験1が72名、実験2が68名。

E|介入

眼球運動。自由再生の段階で実施。

C|比較

比較対照:眼球運動を行わない統制条件。無作為割付。DRM虚偽記憶パラダイムを用い、実験1は直後、実験2は48時間後に自由再生と再認を検査。

O|結果

実験1では、正しい再生・再認と虚偽の再生・再認のいずれにも2条件の統計的な有意差は認められなかった。実験2では、眼球運動条件のほうが統制条件より正しい記憶の率が高く、それと同時に自由再生・再認のいずれでも自発的な虚偽記憶の増加を伴っていた。著者らは、EMDRで用いる眼球運動は正しい記憶と誤った記憶の両方を増幅する可能性があると述べている。

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