Identifying Change Targets for Posttraumatic Stress Disorder Among Suicidal and Self-Injuring Women With Borderline Personality Disorder.

この研究について主に測っているのは効き目ではなく、「治療のなかで何が変わると良くなるのか」という点です。26名の予備的な研究にもとづく結果です。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
著者
Harned M.S.・Fitzpatrick S.・Schmidt S.C.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
610-616頁
発行年月日
2020年3月26日
PMID
32216138
技法
PE
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

PTSD・境界性パーソナリティ症があり、最近の自殺行動または自傷行動のある女性26名。

E|介入

弁証法的行動療法(DBT)に持続エクスポージャー療法のプロトコル(DBT PE)を加えるかどうかの2条件。1年間。

C|比較

比較対照:DBT単独(DBT PEを加えない条件)。無作為割付のパイロット研究の二次解析。治療中4か月ごとと治療後3か月に、5つの仮説上の変化の標的(トラウマ後の認知・罪悪感・恥・全般的な感情調整の困難・体験の回避)とPTSD重症度を測定し、時間差混合効果モデルで解析。

O|結果

時間差混合効果モデルでは、罪悪感を除くすべての変化の標的で人ごとの差がより重いPTSDと関連し(η²=0.32〜0.55)、全般的な感情調整の困難を除いてPTSD重症度の変化の速さを遅らせた(η²=0.20〜0.39)。DBT PEを加えない条件では、自分の平均より罪悪感と体験の回避が高い人が次の評価時点でより重いPTSDを示した(η²=0.12〜0.25)。著者らは、トラウマ関連の認知・恥・罪悪感とそれらの調整の問題が、この患者群のPTSD改善の重要な標的になりうると述べている。

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