Effects of Narrative Exposure Therapy on Posttraumatic Stress Disorder, Depression, and Insomnia in Traumatized North Korean Refugee Youth.

この研究についてNET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)を開発したThomas Elbert氏が共著の研究です。20名のみの研究です。Hedges g = 3.6 は通常あまり見ない大きさの値ですが、この人数では推定が不安定になりやすい点をふまえてお読みください。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Park J.K.・Park J.・Elbert T.・Kim S.J.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
33巻3号353-359頁
発行年月日
2020年3月26日
PMID
32216143
技法
NET
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある北朝鮮出身の難民の若者20名。

E|介入

NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)にもとづく治療。

C|比較

比較対照:通常治療(TAU)の対照群。PTSD・抑うつ・内在化/外在化症状の重症度に加えて睡眠パターンを検討。

O|結果

NET群では、PTSD・抑うつ・内在化/外在化症状の臨床的に意味のある低減が認められた(Hedges g = 3.6)が、通常治療群では認められなかった。PTSDの診断状態の変化も、通常治療群と比べてNET群で顕著だった。とくに、NETは不眠症状と睡眠の質の有意な改善ももたらした(Hedges g = 2.1)。

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