Efficacy of Psychological Intervention for Children with Concurrent Posttraumatic Stress Disorder and Mild Traumatic Brain Injury.
この研究についてくじ引きで群を分けた研究ではなく、脳のけがの有無で分けた比較です。治療を受けない群はありません。標準の持続エクスポージャー療法ではなく、お子さん向けの版です。
効果を検証した研究対象:PTSD非無作為化比較試験
- 著者
- Shorer M.・Segev S.・Rassovsky Y.・Fennig S.・Apter A.・Peleg T.P.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 330-337頁
- 発行年月日
- 2020年4月11日
- PMID
- 32277800
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 非無作為化比較試験
この研究のまとめ
P|対象
交通事故の後にPTSDと軽度外傷性脳損傷を併存する子ども・青年16名と、PTSDのみの21名。事故から少なくとも3か月後に治療を開始。
E|介入
子ども・青年向けの持続エクスポージャー療法の手順(PE-A)。
C|比較
比較対照:併存群と非併存群の比較。無作為割付ではない。質問紙と標準化された神経心理学的検査で情動の状態と認知機能を介入の前後に評価。
O|結果
両群の参加者とも介入から恩恵を受け、それは安寧の評定の上昇とPTSD・不安・抑うつ・脳振盪後症状の評定の低下に表れた(η²=0.21〜0.50)。認知機能の評定も、認知的柔軟性(η²=0.30)、日常生活における実行機能(η²=0.27)、注意と抑制(η²=0.16)で改善した。介入後の改善の最も強い予測因子は親のPTSDであった(sr²=0.35)。著者らは、PE-Aが軽度外傷性脳損傷の併存の有無にかかわらず、交通事故に関連するPTSDのある子どもに有効な介入であるようだと述べている。
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