Trauma, treatment and Tetris: video gaming increases hippocampal volume in male patients with combat-related posttraumatic stress disorder.

この研究について検証されているのはEMDRそのものではなく、EMDRに加えてテトリスを行う上乗せの効果です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Butler O.・Herr K.・Willmund G.・Gallinat J.・Kühn S.・Zimmermann P.
掲載誌
Journal of psychiatry & neuroscience : JPN
巻号ページ
45巻4号279-287頁
発行年月日
2020年7月1日
PMID
32293830
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

戦闘に関連するPTSDのある男性患者40名。テトリス併用群20名、心理療法のみの対照群20名。

E|介入

EMDR。テトリス群はEMDRに加えて、治療開始から終了(約6週間後)まで毎日60分テトリスを行う。

C|比較

比較対照:EMDRのみを受ける対照群。無作為割付。治療前後に構造MRIと心理検査、約6か月後の追跡で心理検査。

O|結果

治療後、テトリス群では海馬の体積が増加したが、対照群では増加しなかった。テトリス群では治療終了から追跡までの海馬の増加が、PTSD・抑うつ・不安の症状の低下と相関していたが、対照群ではこの相関は認められなかった。著者らは、テトリスは認知的な干渉課題としても脳のトレーニングとしても働きうるが、この2つの機序を区別することはできなかったと述べている。

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