Sex Differences in the Response to Different Tinnitus Treatment.
この研究について対象はPTSDではなく耳鳴りです。EMDRは単独ではなく耳鳴り再訓練療法と組み合わせた形で、EMDRだけの効果とは分けられません。主に測っているのは治療の優劣ではなく男女差です。
効果を検証した研究後ろ向きコホート・診療記録調査全文が読めます
- 著者
- Van der Wal A.・Luyten T.・Cardon E.・Jacquemin L.・Vanderveken O.M.・Topsakal V.・Van de Heyning P.・De Hertogh W.・Van Looveren N.・Van Rompaey V.・Michiels S.・Gilles A.
- 掲載誌
- Frontiers in neuroscience
- 巻号ページ
- 14巻282-288頁
- 発行年月日
- 2020年5月12日
- PMID
- 32477049
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート・診療記録調査
この研究のまとめ
P|対象
耳鳴りの患者。ベルギーの大学病院の専門外来。
E|介入
耳鳴り再訓練療法(TRT)とEMDRの組み合わせ(4つの治療の一つ)。
C|比較
比較対照:高精細経頭蓋直流電気刺激(HD-tDCS)・口腔顔面の理学療法・TRT+認知行動療法の3群。4つの治療の成績を集めて比較し、時点・性別・治療群を固定因子とする線形混合モデルで性差を検討。
O|結果
耳鳴機能指数(TFI)の得点は治療群によらず有意に改善した(p<0.0001)。HD-tDCS群を除くすべての群で平均13点以上の低下が得られた。性別と時点の有意な交互作用は、TRT+EMDR群を除くすべての群で認められた。HD-tDCS群(p=0.0009)と口腔顔面の理学療法群(p=0.0299)では女性のほうが大きく改善し、TRT+認知行動療法群では逆に男性が有意に改善した一方、女性の平均得点はベースラインのままだった。
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