Residual Symptoms of Posttraumatic Stress Disorder and Alcohol Use Disorder Following Integrated Exposure Treatment Versus Coping Skills Treatment.

この研究について検証されているのは標準の持続エクスポージャー療法ではなく、依存症の治療を組み合わせた改変版です。測っているのは改善ではなく、治療のあとに残る症状です。曝露を含む形のほうが残る症状が少ない結果でした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
Tripp J.C.・Angkaw A.・Schnurr P.P.・Trim R.S.・Haller M.・Davis B.C.・Norman S.B.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
477-487頁
発行年月日
2020年6月18日
PMID
32557843
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDとアルコール使用障害を併せもつ退役軍人73名。米国。

E|介入

COPE(持続エクスポージャー療法に物質使用障害の治療を統合した版)。

C|比較

比較対照:Seeking Safety。無作為割付。治療後の評価で残存するPTSD症状とアルコール使用障害症状をロジスティック回帰で比較。

O|結果

Seeking Safety に割り付けられた参加者のほうが、持続的な回避・肯定的な感情を経験できないこと・過覚醒・集中困難・睡眠困難を報告しやすかった(オッズ比3.74〜6.21)。アルコール使用障害症状の残存の可能性については両群に有意差は認められなかった。治療後にPTSDの診断がない参加者は大半の症状の条件付き確率が低かったが、驚愕反応の亢進(オッズ比0.71)と易刺激性・攻撃性(0.58)は残りやすかった。

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