Cognitive Processing Therapy for Veterans with Posttraumatic Stress Disorder: What is the Median Effective Dose?
この研究について「何回受ければ効くのか」を26,189名の診療記録から推定したものです。無作為に割り当てた試験ではないので、個人形式と集団形式の差は受けた方の背景の違いを含んでいる可能性があります。
効果を検証した研究対象:PTSD後ろ向きコホート・診療記録調査
- 著者
- Holder N.・Shiner B.・Li Y.・Madden E.・Neylan T.C.・Seal K.H.・Lujan C.・Patterson O.V.・DuVall S.L.・Maguen S.
- 掲載誌
- Journal of affective disorders
- 巻号ページ
- 273巻425-433頁
- 発行年月日
- 2020年5月22日
- PMID
- 32560937
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 後ろ向きコホート・診療記録調査
この研究のまとめ
P|対象
2001〜2017年に米国退役軍人保健局(VHA)でPTSDの心理療法を受けたイラク・アフガニスタン戦争の退役軍人のうち、CPTを受けてPTSD症状の転帰(PCL)が得られた26,189名。自然言語処理により同定。
E|介入
CPT(認知処理療法)。臨床的に意味のある改善(PCLで10点の低下)に至る中央有効セッション数(MED)の推定。
C|比較
比較対照:個人のみのCPTと、集団を含むCPTの比較。Cox比例ハザード回帰とKaplan-Meier曲線。
O|結果
8セッションの時点で、臨床的に意味のある改善を経験する確率が50%だった。Cox比例ハザード回帰により、集団CPTを含む場合と比べて個人のみのCPTを受けた退役軍人のほうが、より少ないセッション数で臨床的に意味のある改善に至る見込みが高いことが示された(ハザード比 1.31、95%CI 1.23〜1.39)。Kaplan-Meier曲線では、改善を経験する確率が50%に達するのは、個人のみのCPTで7セッション、集団を含むCPTで10セッションだった。著者らは、CPTを受けた全員のPCLデータが得られたわけではなく、すべての評価時点で得られたわけでもないことを限界に挙げている。
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