Does exposure exacerbate symptoms in veterans with PTSD and alcohol use disorder?
この研究について標準の持続エクスポージャー療法ではなく、依存症の治療を組み合わせた改変版です。主に測っているのは効果ではなく、曝露によって症状が悪くなるかという安全性です。悪化は増えなかった、という結果でした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Tripp J.C.・Haller M.・Trim R.S.・Straus E.・Bryan C.J.・Davis B.C.・Lyons R.・Hamblen J.L.・Norman S.B.
- 掲載誌
- Psychological trauma : theory, research, practice and policy
- 巻号ページ
- 920-928頁
- 発行年月日
- 2020年7月16日
- PMID
- 32673006
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDとアルコール使用障害を併せもつ退役軍人81名。米国。
E|介入
COPE(持続エクスポージャー療法に物質使用障害の治療を統合した版)。
C|比較
比較対照:Seeking Safety(曝露を用いない介入)。無作為割付。第3〜5セッション(COPEで曝露が始まる前後の窓)での臨床的に意味のある症状の悪化を「信頼できる悪化」の方法で数え、治療条件が悪化を予測するかを検討。
O|結果
悪化を報告した参加者は少なく、PTSD 15.8%・アルコール使用 5.1%・抑うつ 10.2%・自殺念慮 12.8% だった。治療条件による有意差は認められなかった。症状の悪化を経験した人は治療後の抑うつの割合が高かったが、PTSD・アルコール使用・自殺念慮には有意差は認められなかった。著者らは、曝露療法が非曝露療法より臨床的な悪化を多くもたらすことはなく、PTSDとアルコール使用障害のある患者に曝露療法を控えるべきではないという支持を与えるとしている。
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