Neurobiology of emotional trauma.
この研究について主題はEMDRではなく、トラウマが脳に与える影響全般です。EMDRは脳画像の話のなかで触れられるだけで、抄録には効果の数値が示されていません。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
- 著者
- Giotakos O.
- 掲載誌
- Psychiatrike = Psychiatriki
- 巻号ページ
- 162-171頁
- 発行年月日
- 2020年4月
- PMID
- 32840220
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
情動的なトラウマの神経生物学。
E|介入
EMDR(治療が奏効した患者で前頭葉の活動増加が一貫して示されてきた治療として言及される)。
C|比較
対象とした研究:情動的トラウマの神経生物学的影響についての文献の概観。脳画像研究とメタアナリシスを整理。
O|結果
本総説は、幼少期の虐待やネグレクトが発達途上の神経生物学的システムを脱調節し、後の情動調節の問題につながることを整理している。PTSD患者の脳画像研究では、前頭葉・前部帯状回・視床の活動低下が見いだされ、背外側前頭前野の活動低下は最も繰り返し確認された所見の一つである。最近のメタアナリシスはPTSDと情動的トラウマに伴う構造的な脳の異常を明らかにし、全脳容積の減少がPTSDと大うつ病を区別しうると示唆している。EMDR治療が奏効した患者の脳画像研究では、前頭葉の活動増加が一貫して示されてきた。
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