Trauma-focused treatment outcome for complex PTSD patients: results of an intensive treatment programme.

この研究について対照群がなく、EMDR単独ではなく複数の治療を組み合わせた集中プログラムの結果です。安定化を先に置かない設計である点も結果の読み方に関わります。
効果を検証した研究対象:PTSD効果研究(設計の記載なし)全文が読めます
著者
Voorendonk E.M.・Jongh A.D.・Rozendaal L.・Minnen A.V.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
38-53頁
発行年月日
2020年7月23日
PMID
33029323
技法
EMDR
研究デザイン
効果研究(設計の記載なし)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDと診断された308名。うちICD-11の複雑性PTSDに該当する人を含む。

E|介入

8日間の集中治療プログラム。持続エクスポージャー療法・EMDR・心理教育・身体活動を組み合わせる。安定化期や技能訓練を先行させない非段階的な設計。

C|比較

比較対照:なし。治療前後をCAPS-5・PCL-5・国際トラウマ質問紙(ITQ)で比較。

O|結果

治療前から治療後にかけてPTSDと複雑性PTSDの症状がいずれも有意に減少し、CAPS-5に基づくPTSD診断の74.0%、ITQに基づくPTSD診断の85.0%、複雑性PTSD診断の87.7%が失われた。自殺・自殺企図・入院といった有害事象は生じなかった。著者らは、複雑性PTSDに分類される人の大多数が集中的なトラウマ焦点化治療から強く益を得るという見方を支持する結果だとしている。

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