Long-term effectiveness of eye movement desensitization and reprocessing in children and adolescents with medically related subthreshold post-traumatic stress disorder: a randomized controlled trial.
この研究についてPTSDの診断ではなく、診断の基準に届かない程度の症状が対象です。EMDRは通常のケアより良い成績を示さなかった、という結果です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Meentken M.G.・van der Mheen M.・van Beynum I.M.・Aendekerk E.W.C.・Legerstee J.S.・van der Ende J.・Del Canho R.・Lindauer R.J.L.・Hillegers M.H.J.・Helbing W.A.・Moll H.A.・Utens E.M.W.J.
- 掲載誌
- European journal of cardiovascular nursing
- 巻号ページ
- 20巻4号348-357頁
- 発行年月日
- 2021年5月22日
- PMID
- 33709117
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
入院を経験した後に閾値下のPTSDのある4〜15歳の子ども74名(平均9.6歳。うち39名は先天性または後天性の心疾患)。
E|介入
EMDR(37名)。
C|比較
比較対照:通常のケア37名(医療的ケアのみ)。並行群間の無作為化比較試験。主要評価項目は子どものPTSD症状。副次は抑うつ・血液注射損傷恐怖症・睡眠の問題・健康関連の生活の質。治療開始前・8週後・8か月後に評価。
O|結果
両群とも、子どものPTSD症状(保護者報告のみ)、抑うつ、血液注射損傷恐怖症、睡眠の問題、健康関連の生活の質の大半の下位尺度で、経時的な改善を示した。一般化推定方程式による解析では、主要評価項目についてEMDR群と通常のケア群の間に有意差は認められなかった。EMDRが経時的に優った効果は、保護者が報告する子どもの血液注射損傷恐怖症の低減の1つのみであった。著者らは、以前に入院した子どもの閾値下PTSDの低減において、治療後8か月までEMDRは通常のケアより良い成績を示さなかったと結論している。
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