Does complex PTSD predict or moderate treatment outcomes of three variants of exposure therapy?
この研究について複雑性PTSDがあると治療の効き方が変わるか、を調べた研究です。3つの治療の優劣を比べたものではありません。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Hoeboer C.M.・de Kleine R.A.・Oprel D.A.C.・Schoorl M.・van der Does W.・van Minnen A.
- 掲載誌
- Journal of anxiety disorders
- 巻号ページ
- 論文番号102388
- 発行年月日
- 2021年3月22日
- PMID
- 33831660
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
子ども期の虐待に関連するPTSDのある患者149名。うち54%がベースラインで複雑性PTSD(CPTSD)の基準を満たした。
E|介入
持続エクスポージャー療法(PE)、強化型PE(iPE)、STAIR(感情・対人関係調整の技能訓練)に続くPE(STAIR+PE)の3つの曝露療法。
C|比較
比較対照:3群の無作為割付。複雑性PTSDの診断と症状重症度を国際トラウマ質問票で測定し、臨床家評価によるPTSD症状の変化を主要評価項目とする。ベースライン・4週・8週・16週(治療後)・6か月後・12か月後に評価。意図治療解析で混合効果モデルを使用。
O|結果
複雑性PTSDはベースラインでより重いPTSD症状と高い併存率に関連していた。一方、複雑性PTSDは治療転帰を予測せず、治療の効き方も左右しなかった。すなわち、複雑性PTSDがあることによってSTAIR+PEがPE・強化型PEより有利になるという結果は得られなかった。著者らは、組み入れが子ども期の虐待に関連するPTSDの患者に限られており、異なる標本での再現が必要だと述べている。
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