Meta-Analysis of the Treatment of Posttraumatic Stress Disorder in Adults With Comorbid Severe Mental Illness.
この研究について重い精神疾患を併せもつ方のPTSD治療をまとめた解析で、EMDRはそのうちの一つとして扱われています。もとになった研究は14件・684名です。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス全文が読めます
- 著者
- Grubaugh A.L.・Brown W.J.・Wojtalik J.A.・Myers U.S.・Eack S.M.
- 掲載誌
- The Journal of clinical psychiatry
- 巻号ページ
- 82巻3号
- 発行年月日
- 2021年5月25日
- PMID
- 34033709
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
重度の精神疾患(統合失調症・双極症・大うつ病)を併存するPTSDの成人684名。14件の臨床試験。
E|介入
EMDR(持続エクスポージャー療法・短期治療プログラムとともに、効果量を比較された心理社会的治療の一つ)。
C|比較
対象とした研究:PubMed・PsycINFO・CINAHL・Cochrane Library を1998年1月から2020年3月まで検索。38件の候補から14件の臨床試験を組み入れ、metafor で効果量を算出。
O|結果
本レビューでは、PTSD治療は重度の精神疾患を併存する人のPTSD成果に大きな効果をもたらし、治療前後で標準偏差1つ分の症状減少が見られた(g=−1.009、p<0.001、k=34)。最も効果が大きかったのは持続エクスポージャー療法(g=−1.464)・EMDR(g=−1.351)・短期治療プログラム(g=−1.009)だった。著者らは、重度の精神疾患のある人にもPTSDの心理療法は有効であり、曝露の要素を含む治療のほうがこの集団では効力が大きい可能性があると結論づけている。
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