Efficacy of individual and group cognitive processing therapy for military personnel with and without child abuse histories.
この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。治療の効果ではなく、子どものころの虐待歴があると効きにくいのかを調べた研究です。虐待歴があっても同じように良くなる、という内容です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- LoSavio S.T.・Hale W.J.・Moring J.C.・Blankenship A.E.・Dondanville K.A.・Wachen J.S.・Mintz J.・Peterson A.L.・Litz B.T.・Young-McCaughan S.・Yarvis J.S.・Resick P.A.
- 掲載誌
- Journal of consulting and clinical psychology
- 巻号ページ
- 89巻5号476-482頁
- 発行年月日
- 2021年5月
- PMID
- 34124929
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある現役軍人254名(平均33.11歳、91%が男性)。うち106名が子ども時代の虐待歴を報告。
E|介入
認知処理療法(CPT)。個人形式または集団形式。
C|比較
比較対照:二次解析。子ども時代の虐待歴の有無で層を分け、治療完了と症状転帰を非劣性の枠組みで比較。PTSDチェックリスト・ベック抑うつ質問票II。
O|結果
虐待歴を報告した人が経験していたのは主に身体的虐待であった。治療前の認知・情動の特性に、虐待歴の有無による有意差は認められなかった(いずれもp≧0.07)。治療群をまとめると、治療完了と症状の減少はいずれも、虐待歴のある人とない人の間で非劣性の範囲に収まった。虐待歴は個人形式と集団形式のどちらに反応するかも左右しなかった。
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