How Memory Switches Brain Responses of Patients with Post-traumatic Stress Disorder.

この研究について主に測っているのは症状ではなく脳の反応です。患者さんは9名、治療後に撮り直せたのは6名と非常に小規模です。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他全文が読めます
著者
Inoue J.・Matsuo K.・Iwabuchi T.・Takehara Y.・Yamasue H.
掲載誌
Cerebral cortex communications
巻号ページ
2巻2号tgab021
発行年月日
2021年3月20日
PMID
34296166
技法
EMDR
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者9名(女性7名・27〜50歳)と、年齢・性別を合わせた健常対照9名。うち6名がEMDR後に再撮像。

E|介入

EMDR(治療前後の脳反応の変化を捉える対象)。

C|比較

比較対照:健常対照9名。台本による想起課題(自分のトラウマ記憶と、日常行動である歯みがき)で機能的MRIを撮像し、条件間の相関を算出。

O|結果

海馬を含む広い領域で、日常記憶条件とトラウマ記憶条件のあいだに強い負の相関が見いだされた。日常の認識で強い賦活抑制を示した患者はトラウマ記憶の想起で強い賦活を示し、逆に日常の認識で過覚醒を示した患者はトラウマ記憶の想起で「遮断」の形の強い抑制を示した。さらにこの乖離の大きさは、EMDR後に寛解した患者では縮小しており、PTSDの予後の改善を予測しうると著者らは述べている。

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