Psychosocial functioning in integrated treatment of co-occurring posttraumatic stress disorder and alcohol use disorder.
この研究について調べられているのは標準の持続エクスポージャー療法ではなく、依存症治療と一体にした統合版です。主に測っているのは症状ではなく社会生活の機能で、数字の上では改善しても生活の実感としては意味のある改善にあたらない、と著者らが述べています。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
- 著者
- Lyons R.・Panza K.E.・Helm J.・Angkaw A.C.・Straus E.・Norman S.B.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 40-47頁
- 発行年月日
- 2021年7月22日
- PMID
- 34314993
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
PTSDとアルコール使用障害を併せもつ退役軍人119名。
E|介入
COPE(持続エクスポージャー療法を用いてPTSDと物質使用症を同時に治療する統合版)。
C|比較
比較対照:Seeking Safety。無作為割付の試験の二次解析。ベースライン・治療後・3か月後・6か月後に機能(SF-36)・PTSD(CAPS-5)・飲酒(TLFB)を測定。
O|結果
心理社会的機能は統計的に有意な程度まで改善し、条件間に有意差は認められなかった。治療中のPTSD重症度の低下は心理社会的機能の改善と関連し、多量飲酒日の割合の低下は治療後の役割の障害の改善と関連していた。ただし著者らは、統計的に有意な改善であっても、重要な役割を果たす能力という点で臨床的に意味のある改善にはあたらないとし、この併存例の機能障害をどう治療するのが最善かを研究する必要を強調している。
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