The Effectiveness of Eye Movement Desensitization and Reprocessing Toward Adults With Major Depressive Disorder: A Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials.
この研究についてPTSDではなく、うつ病を対象としたメタアナリシスです。根拠の確実性は著者ら自身が「低」「非常に低」と評価しています。認知行動療法より優れるという結果も、8件・320名という規模と試験の質を踏まえてお読みください。
効果を検証した研究メタアナリシス全文が読めます
- 著者
- Yan S.・Shan Y.・Zhong S.・Miao H.・Luo Y.・Ran H.・Jia Y.
- 掲載誌
- Frontiers in psychiatry
- 巻号ページ
- 8巻 論文番号700458
- 発行年月日
- 2021年8月6日
- PMID
- 34421681
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
うつ病(大うつ病性障害)のある成人。組み入れられた8件(計320名)。
E|介入
EMDR。
C|比較
対象とした研究:うつ病患者でEMDRと対照条件群を比較した無作為化比較試験8件。症状の低減を主要評価項目、寛解を探索的な評価項目として2つのメタアナリシスを実施。
O|結果
本メタアナリシスの第1の解析では、EMDRは「介入なし」より抑うつ症状の低減に優れた(標準化平均差 = −0.81、95%CI [−1.22, −0.39]、p < 0.001、確実性は低)が、寛解の改善では有意差は認められなかった(リスク比 = 1.20、95%CI [0.87, 1.66]、p = 0.25、確実性は非常に低)。第2のメタアナリシスでは、EMDRが認知行動療法より抑うつ症状の低減(平均差 = −7.33、95%CI [−8.26, −6.39]、p < 0.001、確実性は低)と寛解の改善(リスク比 = 1.95、95%CI [1.24, 3.06]、p = 0.004、確実性は非常に低)の双方で優越を示した。不安症状と機能水準はデータ不足のため副次評価項目に含められなかった。著者らは、標本が小さく試験の質が低いため結果は慎重に扱うべきだと述べている。
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