EMDR as Treatment Option for Conditions Other Than PTSD: A Systematic Review.

この研究についてトラウマ以外の病態へのEMDRの適用を集めたレビューです。肯定的な報告が多いものの、組み入れ研究の質は評価されておらず、著者ら自身がより厳密な研究の必要を述べています。
効果を検証した研究対象:PTSDシステマティックレビュー全文が読めます
著者
Scelles C.・Bulnes L.C.
掲載誌
Frontiers in psychology
巻号ページ
12巻 論文番号644369
発行年月日
2021年9月20日
PMID
34616328
技法
EMDR
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

PTSD以外の状態にある人。組み入れた90件。

E|介入

EMDR。嗜癖・身体症状症・性機能不全・摂食症・パーソナリティ症・気分症・不安症・OCD・疼痛・神経変性疾患・睡眠などを対象。

C|比較

対象とした研究:90件。PubMed・ScienceDirect・Scopus・Web of Scienceを2020年まで検索し、外傷とPTSDを中心とするものを除外。

O|結果

本システマティックレビューが組み入れた90件では、多くの病態で肯定的な効果が報告されていた。通常は協力が得られにくい例(認知症など)や成果の上がりにくい例(失語など)でもEMDRが奏効したとする研究があり、重篤な身体疾患で心理的苦痛が障害になっている場合に通常治療の継続を可能にしたとする報告もあった。著者らは、EMDRを代替の治療選択肢として全般に肯定的に見ながらも、方法論的により厳密な研究が必要だと述べている。

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