The effectiveness of dual-task interventions for modulating emotional memories in the laboratory: A meta-analysis.

この研究についてEMDRという治療ではなく、その中核部分である二重課題だけを取り出した実験室研究をまとめたものです。つらい記憶だけでなく、良い記憶の鮮明さも同じように下がっています。
効果を検証した研究メタアナリシス
著者
Mertens G.・Lund M.・Engelhard I.M.
掲載誌
Acta psychologica
巻号ページ
220巻 論文番号103424
発行年月日
2021年10月5日
PMID
34619553
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

実験室での二重課題研究53件。否定的な記憶と肯定的な記憶。

E|介入

二重課題(水平の眼球運動など。EMDR療法でも用いられる手続き)。

C|比較

対象とした研究:情動的な記憶に対する二重課題の効果を調べた実験室研究53件。介入前後の鮮明さと情動性の自己報告評定(100点尺度)の平均低下量で効果を測定。

O|結果

本メタアナリシスによれば、二重課題は、否定的な記憶と肯定的な記憶のいずれについても鮮明さを下げ(否定的な映像の平均低下 9.18、95%信頼区間 7.06〜11.29/肯定的な映像 11.73、8.59〜14.86)、情動性も下げた(否定的 6.22、4.50〜7.94/肯定的 6.71、2.21〜11.20)。複数の調整因子が検討され、作業記憶理論の観点から論じられている。

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