The Effectiveness of Trauma-Focused Interventions in Prison Settings: A Systematic Review and Meta-Analysis.

この研究について主題はEMDRではなく、刑務所で行われるトラウマ治療全般です。EMDRは「今後の試験に含めるべき治療」として挙げられるだけで、抄録には単独の数値が示されていません。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
著者
Malik N.・Facer-Irwin E.・Dickson H.・Bird A.・MacManus D.
掲載誌
Trauma, violence & abuse
巻号ページ
24巻2号844-857頁
発行年月日
2021年10月28日
PMID
34711095
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

刑務所内のPTSD。16件の研究。

E|介入

EMDR(トラウマフォーカスト認知行動療法とともに、今後の試験に含めるべき治療として挙げられる)。

C|比較

対象とした研究:刑務所内のトラウマ焦点化介入の効果を刑務所内の対照と比較するメタアナリシス16件。メタ回帰で治療・方法論・参加者水準の調整因子を検討。

O|結果

本メタアナリシスによれば、刑務所内のトラウマ焦点化介入には、小さいが有意な効果量が認められた。第2段階のトラウマ処理の介入と、個別に提供された介入のほうがPTSD症状の低減が大きかった。能動的な治療を対照に用いた研究は、待機リストや接触なしの対照を用いた研究より効果量が小さかった。治療の長さ・研究の質・転帰の種類・性別は有意な調整因子ではなかった。著者らは、比較群が不十分なため確たる結論は導けず、トラウマフォーカスト認知行動療法やEMDRを含む質の高い無作為化比較試験が必要だと述べている。

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