Change in posttraumatic stress disorder-related thoughts during treatment: Do thoughts drive change when pills are involved?
この研究について主に測っているのは効き目ではなく、「考え方の変化が症状の改善を引っぱるのか」です。先行研究で示された関係は、今回は確認されませんでした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Rauch S.A.M.・Kim H.M.・Venners M.R.・Porter K.E.・Norman S.B.・Simon N.M.・Rothbaum B.O.・Tuerk P.W.・Acierno R.E.・Bui E.・Powell C.・Smith E.R.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 496-507頁
- 発行年月日
- 2021年12月31日
- PMID
- 34973039
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある米国の退役軍人176名。
E|介入
持続エクスポージャー療法+偽薬(3条件のうちの一つ。他にセルトラリン+強化した服薬管理、持続エクスポージャー療法+セルトラリン)。
C|比較
比較対照:セルトラリン+強化した服薬管理、および持続エクスポージャー療法+セルトラリン。無作為化比較試験の計画された比較。時間差回帰モデルで、否定的な外傷後思考とPTSD症状の前後関係を検討。
O|結果
否定的な外傷後思考の変化は、セルトラリンを受けた条件でPTSD症状の変化と関連していた(d=0.14〜0.25、p=0.04〜0.001)。しかし先行研究と異なり、症状の変化から出発したモデルも統計的に有意で(セルトラリン+服薬管理条件での自己についての否定的思考への遅れ効果 d=0.23、p<0.001)、思考と症状の双方向の関連が示された。持続エクスポージャー療法+偽薬の条件では、いずれの方向でも有意な関連は認められなかった。
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