Treatment of Pregnant Women With Fear of Childbirth Using EMDR Therapy: Results of a Multi-Center Randomized Controlled Trial.

この研究についてPTSDではなく、出産への恐怖が対象です。EMDRも通常治療もどちらも大きく改善し、両者に有意差は認められていません。著者らは、この場面でEMDRを追加する根拠にはならないと書いています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Baas M.A.M.・van Pampus M.G.・Stramrood C.A.I.・Dijksman L.M.・Vanhommerig J.W.・de Jongh A.
掲載誌
Frontiers in psychiatry
巻号ページ
12巻 論文番号798249
発行年月日
2022年2月10日
PMID
35222106
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

出産への恐怖(WDEQ-A 85点以上)のある妊娠8〜20週の妊婦141名。オランダ。

E|介入

EMDR(70名)。

C|比較

比較対照:通常治療71名。単盲検の無作為化比較試験(OptiMUM研究)。WDEQ-Aで出産への恐怖の重症度を測定。安全性は症状の悪化・脱落・重篤な有害事象・自殺の危険の増加で評価。

O|結果

安全性について群間の有意差は認められなかった。両群とも出産への恐怖の症状の非常に大きな(EMDR d=1.36)あるいは大きな(通常治療 d=0.89)減少を示し、WDEQ-A合計得点の平均はそれぞれ25.6点・17.4点低下した。両群の間に有意差は認められなかった(p=0.83)。治療後に出産への恐怖の基準を満たさなくなったのはEMDR群72.4%、通常治療群59.6%であった。著者らは、EMDRは妊娠中の出産への恐怖に対して安全で有効な治療だが、通常治療を上回る有意な恩恵はなく、現時点の結果はこの場面で追加の治療としてEMDRを導入することを正当化しないと結論している。

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抄録

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