Sudden Gains in Two Trauma-Focused Treatments for Posttraumatic Stress Disorder.

この研究について治療の効果ではなく、治療の途中で急に良くなる現象がその後の経過とどう関わるかを調べた研究です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Sloan D.M.・Thompson-Hollands J.・Hayes A.M.・Lee D.J.・Alpert E.・Marx B.P.
掲載誌
Behavior therapy
巻号ページ
53巻2号255-266頁
発行年月日
2021年8月30日
PMID
35227402
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDと診断された成人126名。

E|介入

認知処理療法(CPT)63名。

C|比較

比較対照:筆記による曝露療法(WET)63名。無作為割付。1セッションの間に生じる大きく速く安定した症状低減(突然の改善)が転帰を予測するかを検討。

O|結果

WETを受けた参加者の20.6%、CPTを受けた参加者の17.5%に突然の改善が生じた。突然の改善が起きる時期はWET(平均2.69セッション)のほうがCPT(平均5.64セッション)より早かったが、改善の大きさに治療条件による有意差は認められなかった。突然の改善を経験した人は、治療の割付にかかわらず、経験しなかった人より転帰が有意に良好であった。探索的な解析では、トラウマの語りでより多くの否定的感情を表出することが、両条件で突然の改善の生起を予測した。自己や他者についての否定的信念は予測しなかった。

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