Acquisition, extinction, and return of fear in veterans in intensive outpatient prolonged exposure therapy: A fear-potentiated startle study.
この研究について治療の効果ではなく、なぜ効くのかという機序を実験で調べたものです。よくなった方とそうでない方を後から分けて比べているため、消去の保持が回復の原因かどうかは分かりません。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他全文が読めます
- 著者
- Maples-Keller J.・Watkins L.E.・Nylocks K.M.・Yasinski C.・Coghlan C.・Black K.・Jovanovic T.・Rauch S.A.M.・Rothbaum B.O.・Norrholm S.D.
- 掲載誌
- Behaviour research and therapy
- 巻号ページ
- 154巻15-35頁
- 発行年月日
- 2022年5月20日
- PMID
- 35642990
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
PEを受けるPTSD患者55名と、トラウマに曝露したPTSDのない患者57名。
E|介入
持続エクスポージャー療法(PE)。集中外来治療として実施。
C|比較
比較対照:トラウマに曝露したPTSDのない患者群。恐怖増強驚愕反応にもとづく確立したパラダイムで、治療の前後に恐怖の獲得・消去学習・その保持を測定。PEへの治療反応の高低(症状重症度の変化50%以上/未満)で比較。
O|結果
治療前、PTSD患者はPTSDのない患者と比べて、獲得と消去の過程で過剰な恐怖を示した。治療後、PEへの治療反応が高い人は消去学習を保持していた一方、治療反応が低い人は治療後に有意な恐怖の再来を示した。著者らは、PTSDにおける消去の障害という既存の知見を再現し拡張するとともに、提唱されてきた理論的な枠組みを裏づける結果だと述べている。
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