The impact of prior head injury on outcomes following group and individual cognitive processing therapy among military personnel.
この研究について治療の効果ではなく、頭のけがの経験がある方で効き方が違うかを調べた研究です。症状が残っている方には、集団より個人での治療のほうがよい可能性を示しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Wachen J.S.・Mintz J.・LoSavio S.T.・Kennedy J.E.・Hale W.J.・Straud C.L.・Dondanville K.A.・Moring J.・Blankenship A.E.・Vandiver R.・Young-McCaughan S.・Yarvis J.S.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 35巻6号1684-1695頁
- 発行年月日
- 2022年8月29日
- PMID
- 36039506
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある現役軍人268名(91.0%が男性)。57.1%が派遣に関連する頭部外傷歴を報告し、そのうち92.8%が現在も関連症状を自覚。
E|介入
認知処理療法(CPT)12セッション。集団形式(133名)または個人形式(135名)。
C|比較
比較対照:臨床試験の二次解析。頭部外傷歴と現在の症状の有無で層を分け、集団形式と個人形式の転帰を比較。
O|結果
頭部外傷歴がない(または症状がない)患者は、個人・集団のいずれの形式でもPTSD重症度に大きく有意な改善を示した(d=1.1、p<0.001)。頭部外傷歴があり現在も症状がある患者は、個人CPTでは同様に有意な改善を示したが(d=1.4、p<0.001)、集団CPTでは有意な改善を示さなかった(d=0.4、p=0.060)。この層では個人CPTが集団CPTより有意に優った(d=0.98、p=0.003)。抑うつ症状は治療後に改善し、形式や頭部外傷の有無による有意差は認められなかった。
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