Comparative effectiveness of psychotherapies in adults with posttraumatic stress disorder: a network meta-analysis of randomised controlled trials.

この研究について複数の治療を間接的に比べたネットワークメタアナリシスです。根拠の確実性には非常に低いものから高いものまで幅があり、順位をそのまま優劣として読むことはできません。
効果を検証した研究対象:PTSDネットワークメタアナリシス全文が読めます
著者
Yunitri N.・Chu H.・Kang X.L.・Wiratama B.S.・Lee T.・Chang L.・Liu D.・Kustanti C.Y.・Chiang K.・Chen R.・Tseng P.・Chou K.
掲載誌
Psychological medicine
巻号ページ
53巻13号6376-6388頁
発行年月日
2023年1月11日
PMID
36628572
技法
CPT
研究デザイン
ネットワークメタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

成人のPTSD。組み入れた98件の無作為化比較試験・5,567名。

E|介入

認知処理療法(CPT)。あわせて認知療法・EMDR・NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)・持続エクスポージャー療法・認知行動療法・現在中心療法・短期折衷心理療法・精神力動的療法を対象。

C|比較

対象とした研究:98件の無作為化比較試験・5,567名。Cochrane Library・Embase・Medline-OVID・PubMed・Scopus・PsycInfoを2021年3月まで検索。

O|結果

本ネットワークメタアナリシスが統合した98件では、認知処理療法・EMDR・認知療法・NET・持続エクスポージャー療法・認知行動療法・現在中心療法がいずれもPTSD症状の低減に有意だった(SMD −1.53〜−0.75、確実性は非常に低い〜高い)。縦断的な解析では、短期の追跡でEMDR(1.02)、長期の追跡で認知処理療法(0.85)が大きな効果量を示す有意な治療だった。NETと認知処理療法はPTSD診断の消失の割合が高かった(RR 5.51〜3.45)一方、無治療と比べて継続率で有意な治療はなかった。著者らは、最適な治療計画は患者の必要と特性、臨床家の専門性に合わせるべきだと述べている。

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