Bilateral eye movements disrupt the involuntary perceptual representation of trauma-related memories.
この研究について標準のEMDRではなく、その一部だけを取り出した手続きです。治療そのものではなく、EMDRの中心とされる「眼の動き」だけを取り出した実験です。対象は患者さんではない方で、トラウマ映像を使った模擬的な場面です。
効果を検証した研究原著・その他
- 著者
- Xu Z.・Hu J.・Wang Y.
- 掲載誌
- Behaviour research and therapy
- 巻号ページ
- 165巻 論文番号104311
- 発行年月日
- 2023年4月8日
- PMID
- 37037182
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
患者ではない一般の参加者。トラウマ映像を用いた実験。
E|介入
両側性の眼球運動(EMDRの中核とされる要素を取り出した介入)。
C|比較
比較対照:静止した注視点を見る統制条件。トラウマ映像を見た後に無作為に割り付け、知覚的記憶と意味的記憶を別々の指標で測定。皮膚電気反応・瞳孔径も測定し、1週間追跡。
O|結果
眼球運動の直後に知覚的記憶の再認が有意に低下し、その後1週間にわたって映像に関連する記憶の侵入の頻度と鮮明さも低下した。一方、意味的記憶の明示的な再認は影響を受けず、知覚的記憶と意味的記憶の障害が分離することが示唆された。さらに眼球運動は、映像場面への皮膚電気反応・瞳孔径といった生理的な情動反応と、侵入の主観的な情動評定も低下させた。
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