Effect of cognitive processing therapy on markers of cardiovascular risk in posttraumatic stress disorder patients: A randomized clinical trial.
この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。症状ではなく、心臓や血管の危険指標を測った研究です。あらかじめ主要と定めた指標では差が出ていません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Watkins L.L.・LoSavio S.T.・Calhoun P.・Resick P.A.・Sherwood A.・Coffman C.J.・Kirby A.C.・Beaver T.A.・Dennis M.F.・Beckham J.C.
- 掲載誌
- Journal of psychosomatic research
- 巻号ページ
- 170巻 論文番号111351
- 発行年月日
- 2023年5月2日
- PMID
- 37178469
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある40〜65歳の人112名。
E|介入
認知処理療法(CPT)。12セッション。
C|比較
比較対照:待機リスト群(6週間、週1回の電話による情動状態の確認)。無作為割付。主要評価項目は24時間心拍変動(SDNN)。副次評価項目はRMSSD・低周波成分・高周波成分、24時間尿中カテコールアミン排泄、血漿CRP、上腕動脈の血流依存性血管拡張反応。
O|結果
CPT群では主要評価項目であるSDNNの改善は認められなかった(平均差9.8、95%信頼区間 −2.7〜22.3、p = 0.12)が、待機リスト群と比べてRMSSD(平均差3.8、0.5〜7.1、p = 0.02)、低周波成分(0.3、0.1〜0.5、p = 0.01)、高周波成分(0.3、0.0〜0.6、p = 0.03)は改善した。カテコールアミン排泄・血管拡張反応・炎症マーカーには群間有意差は認められなかった。著者らは、PTSDの治療が生活の質だけでなく心疾患の危険特性の改善にも役立ちうると述べている。
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